いろはのJapaBlog

アメリカ在住ママが日本語教師・子育て・バイリンガル教育を中心に発信していくブログ

日本語教師ってどんな仕事?働く場所・業務・資格・給料【まとめ】

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みなさん、こんにちは!

新米ママ兼日本語教師のいろはです!

 

 

私は現在アメリカに住んでいますが、渡米するまでは日本国内日本語教師として働いていました。

 

馴染みがあるようでない日本語教師。

初めてお会いする人に自己紹介をすると、

 

  • 「日本語教師って・・・国語教師じゃないの?」
  • どこで教えてるの?」
  • 英語できないとダメ??」

 

などなど。

 

まぁまぁ、結構な頻度で質問されます。
近年、日本国内でも外国人が増えてきていますから、少しずつ日本人も興味が出始めたのでしょうか。 

 

日本語教師としては、めちゃくちゃ嬉しいです!
少しでも興味を持ってくださって、ありがとうございますーーーーっ!!
教室は多文化の宝庫ですから、すごく個性があふれてて楽しいんです!!!

 

 

とっても伝えたい・・・!
色々おもしろいから伝えたい・・・っ!!

 

 

ということで、この記事では私いろはの経験に基づいて、日本語教師の仕事をざっくりと伝えていきたいと思います。
※あくまで私の経験談ベースですので、ご了承ください。

 

 

日本語教師とは?

ざっくりいうと、外国人(母語が日本語ではない人)に日本語を教えるお仕事です。そのまんまです。

母語が日本語ではないというと、だいたいは外国人が当てはまるんですが、私が日本語学校で働いている時には生粋の日本人の学生もいました。彼の場合は東南アジアで生まれ育ち、家庭内の言葉も日本語ではなかったため、日本語を学びに日本へ留学に来ていました。
まだ日本語教師になりたてだったので、「こんなケースもあるのか」と驚いた覚えがあります。

国語教師と日本語教師の違い

日本語を教えているという点においては、同じように思いますよね。
ですが、実は全く違います。

 

国語教師

国語教育の対象日本で生まれ育ち、すでに日本語を理解でき、話したり聞いたりできる子供に行います。小・中・高校で学習しましたよね。

五段活用とか未然形終止形とか勉強したアレです。
恥ずかしながら、全然理解できませんでしたが・・・

漢字ことわざも勉強した記憶があります。

 

つまり、基本的には国語教師は日本語ネイティブ話者に日本語を教えます。

 

日本語教師

日本語教育の対象日本語を母語としない人です。
学習者のレベルやバックグラウンド、学習目的はバラバラなので、個人に見合ったカリキュラムを立てて日本語を教えます。

例えば、多くの留学生は日本の大学・専門学校進学を目的としているので数週間~2年間で日本語を勉強しますし、技能実習生の場合は半年間ほど母国で日本語を学習し、来日後は1ヶ月間だけ日本語を勉強します。

国語教育と違ってゆっくりと学習できませんし、外国語として日本語を学ぶので、教え方も全く違います。五段活用・未然形・終止形といった教え方はしません。
日本人には聞き覚えのないますて形辞書形といった教え方をします。

そして、国内で教える日本語教育の特徴としては直接法日本語を使用して日本語を教える】を用いるので、英語が求められることはありません。むしろ授業では使わないようにします。
一方、海外で教える場合は間接法現地の言葉を使用して日本語を教える】を用いることが多いので、もし海外で働きたいのであれば現地の言葉ができた方が良いでしょう

また、技能実習生の場合、企業から「仕事で使う道具の名前を覚えさせてほしい」「簡単な方言を勉強させてほしい」といった実践的な日本語学習を求められることもあります。

そういった地域限定的な日本語を教えるのも日本語教師の仕事です。

 

いや、まず企業側も標準語を使う努力をしてほしい・・・といつも思いますが。

 

【場所】どこで働いてるの?

でも日本語学校以外で、どこで教える機会があるの?そんなに場所がないよね?

それが意外とあるんです。

国内国外でまとめてみました。

国内

Check!
  • 民間の日本語学校
  • 大学の日本語学科・留学生別科
  • 民間企業
  • 外国人技能実習生の受け入れ機関
  • 小・中学校
  • 米軍基地
  • インターナショナルスクール
  • オンライン

ざっと考えても、これくらいはあります。
私の知識の限りですが、ひとつずつ説明します。

 

  • 民間の日本語学校

いわずもがな民間の日本語学校は、大都市になればなるほど数も多いです。都市部に住んでいる人は、よくコンビニで外国人の店員さんを見かけますよね。彼らは日本語能力が中級から上級の留学生で、その多くは日本語学校に在籍しています。

新人日本語教師は、だいたい日本語学校からキャリアスタートする場合が多いです。また、しっかりと日本語教師を育成をしてくれるので、はじめて勤務するにはピッタリの場所でしょう。

 

  • 大学の日本語学科・留学生別科

 この職はかなりハードルが高いです。転職からの新人日本語教師であれば、なかなか門戸が開かない場所です。
また、応募資格に【専門領域が日本語教育・日本語学・言語学等の修士以上・またそれと同様の研究実績】が求められることが多いので、大学院に行ったからといって応募できるわけでもありません。
こういった職場で働きたいのであれば、日本語教師としての経験を積みながら、大学院へ進学するのが1番良い方法かなと思います。

 

  • 民間企業

これは民間企業へ派遣されたりプライベートレッスンをする日本語教師のことです。
都会でよくみられる募集ですが、日本支社へ派遣された外国人へのレッスンですので求められる条件に英語や中国語といった外国語が含まれることがあります。
基本的に国内での日本語教育は直接法日本語を使用して日本語を教える】が用いられますが、この職場は勤め先の募集要項によります。
ちなみに、お給料に関しては相場より多いようです。

 

  • 外国人技能実習生の受け入れ機関

都会に住んでいる人は、技能実習生を見かける機会があまりないかもしれません。技能実習生は基本的に働き手の少ない地方に多く、さまざまな業種についています。

ちなみに私が働いていたのは地方の田舎で、実習生の多くは車工場の下請け会社で働いていました。
私の働いた場所が特殊かどうかは分かりませんが、実習生が働く会社の社長さんたちが出資し協同組合を作り、そこから業務委託されて日本語を教えていたので、勤務形態は個人事業主(フリーランス)でした。

受け入れ機関は多種多様で、日本語学校が企業から委託され教えている場合もありますし、小さな規模の家族経営のところもあります。
また、そもそも日本語教育に力を入れておらず、受け入れ機関の職員が日本語教育を行っている場合もあります。その場合は日本語教師の募集は行っていません。

 

  • 小・中学校

これは外国人児童生徒の多い地域でよく募集されています。
しかし、募集要項に教員免許が必要な場合が多いので、元教員の方は有利かと思います。また、年齢的にもアイデンティティの形成にかかわる時期なので、日本語だけではなく、児童の自国の文化にも目を向けた教育が求められるようです。

 

  • 米軍基地

少し変わり種ですが、たまに募集しています。
しかし、募集要項に必ず間接法現地の言葉を使用して日本語を教える】が条件になっているので、英語ができる方向きの職場です。また、米軍基地内での勤務となるでしょうから、通える範囲にお住いの方限定となります。

英語が得意で、米軍基地がお近くにある方はぜひ。

 

  • インターナショナルスクール

こちらもあまり見かけない募集ですが、たまにあります。
この場合、日本語教師の資格に加え、保育士・幼稚園・小学校の資格保持者、そして英語能力を求められます。

あらかじめ教諭の免許保持者の方には良い募集でしょう。

 

  • オンライン

最近よく見かける募集です。
コロナの影響もあってか、スカイプやZoomでの授業が人気のようです。
また外国の生徒に教えることもありますが、その場合は現地の言葉を求められることが多いです。

募集要項に無資格でも応募できる会社もありますが、給料は低いです。もし資格があっても日本語学校や他の職場と比べ給料は低い傾向があります。しかし、オンラインでの授業は対面での受業とは違う難しさがあるので、勉強になると思います。
身体的・精神的に外で働きづらい方や、他の仕事とのダブルワークとして働きたい方はオンラインはちょうど良いかもしれませんね。

 

海外

Check!
  • 現地の日本語学校
  • 大学・高等教育機関
  • 公的機関のプログラム
  • 外国人技能実習生の送り出し機関
  • 補習校・幼稚園・小学校等
  • オンライン
※オンラインはすでに説明しているので、ここでは割愛します。
 
  • 現地の日本語学校
ここではネイティブスピーカーとしての勤務になるので、会話の授業を担当することが多いです。
また、募集要項に現地の言葉ができること四大卒が必須になっている場合があります。
 
  • 大学・高等教育機関

これは特にアジア圏に多い募集です。
募集要項については日本の大学と同様【修士以上の学歴】を求められます。また、英語現地の言葉ができること、研究助手としての能力を有することもあげられます。

新人日本語教師には向いていない募集ですね。

 

  • 公的機関のプログラム

国際交流基金国際協力機構(JICA)が募集しているものです。
ベテランの日本語教師の募集から、現地日本語教師のアシスタントまで幅広い募集を行っています。数少ない、アメリカへ若手日本語教師を派遣するプログラムを行っているのも国際交流基金です。

 

  • 外国人技能実習生の送り出し機関

基本的には会話の授業がメインです。募集要項の中に四大卒が含まれるものもありますが、ボランティアで募集しているものも多く、その場合は四大卒であることは求められません。

 

  • 補習校・幼稚園・小学校等

これは香港やシンガポール、アメリカやイギリスに多い募集です。
日系の学校で、駐在員の子供や日本人の親を持つ子供が通います。

募集要項に日本語教師であることは特に求められませんが、四大卒か短大卒で幼稚園教諭免許保持者、または小学校の教員免許が求められることがほとんどです。

現地に住むことで日本語が不自由になっている子供に対し教育しなければならないので、日本語教育としては日本語教師の領域となります。もともと教員免許をお持ちで、海外で働きたい方にはピッタリの職場でしょう。

また、補習校の募集は現地の日本領事館のHPで行っていることが多いです。補習校の募集では教員免許が求められることは多くありません。

 

ボランティア

これは外国人の多い地域で活動が活発に行われています。代表の方が日本語教師だけれど、他の日本人は日本語教師でもなく、資格保持者でもないことが多いです。
地域のコミュニティセンター公民館で行われています。

 

 

【業務】日本語だけ教えるの?

日本語教師の行う業務についてですが、これは勤め先によって違ってきます。
もちろん、日本語を教えるといった点は同じですが、働く場所で特色があります。
私の経験上、民間の日本語学校外国人技能実習生の受け入れ機関の2つしかありませんが、まず新人であればこの2つの特色さえ理解できていれば良いと思います。

 

民間の日本語学校

  • 常勤講師

常勤講師とは正社員の日本語教師です。日本語学校の正社員なので、担任の先生のようなイメージです。
業務内容は学校の先生と変わりません。日本語だけではなく、カリキュラムを立てたり、進路相談を受けたり、その業務内容は多岐にわたります。また原則週5勤務で、学校行事等があれば必ず参加します。日本語を教えることだけに集中できないので、新人は慣れるまでに時間がかかります。

 

  • 非常勤講師

非常勤講師とはパートの日本語教師です。多くの日本語教師はここからキャリアがスタートします。業務内容は日本語を教えることがメインです。学校運営やカリキュラムを考えたりすることはありません。1日中、学校で仕事をするわけではないので、週5で働きたくない人や午前中・午後だけ働きたい人には都合の良い働きかたです。また、掛け持ちで2~3つの学校で働くことも可能です。

 

外国人技能実習生の受け入れ機関

日本語学校が一部請け負っている場合がありますが、私は日本語学校で技能実習生に教えたことが無いので、ここでは割愛します。

 

多くの技能実習生が大なり小なりの協同組合で、約1ヶ月間、日本語を学びます。正直、これも協同組合によって全く違うので業務内容に関してはっきりと断言はできません。私の経験基づいてお話ししますので、体験談程度に参考にしてください。

業務内容は日本語を教えることがメインですが、どの程度日本語ができるかは未知数です。進捗具合によってカリキュラムを立て直すことも多々あります。

1ヶ月間で学ぶことは日本語だけはありません。警察の方が交通ルールを説明しに来たり、消防の方が蘇生法や119番の通報の仕方を教えに来てくれます。大きな協同組合だと通訳の人がいますが、通訳がいない場合、日本人の日本語を日本語教師が【やさしい日本語】にその場で訂正して実習生に説明します。

私の職場の場合、ほぼ付きっきりで一緒に行動していましたが、給料は日本語を教えた時間だけでしたので、ボランティアの時間が多かったです。これは強制ではなく、どこまで自分がしたいかによります。

もちろん、日本語教師がどこまで踏み込めばよいのか、給料面も併せて組合の職員と話すことが1番大切です。

 

 

【年齢・学歴・資格】だれでもなれるの?

学校の先生といえば若い人が就く仕事のイメージがありますよね。実際はどうなのでしょうか。私が日本語教師養成講座に通った時に出会った方の話も踏まえて、お話しします。

 

年齢

大学生から70代まで幅広い年齢層の方がなれます。
大学生や20~30代の若い独身は日本語学校での常勤を目的とした人や海外で働きたい人が多かったです。特に大学生は男女比率が半々で、使うかわからないけれど将来のために資格を取得する人もいました。
また若い世代ですでに結婚している方は、日本語学校での非常勤講師を目指している人が多く、そのほとんどは女性でした。
また、子育ても落ち着き、働こうとスクールに通いはじめた40代以降の女性もわりと多かったです。1番活気があって楽しそうに勉強しているのも、この方々でした。

そして50代以降の世代ですが、教職を定年退職した方や、リタイア後に学びに来る海外駐在経験ありのおじさん勢が多かったです。

50代以降の方は、ボランティア、または東南アジアへ移住し老後を過ごす予定で趣味の範囲で教えたいという目的の方が多くいました。

逆に少ない層としては30~40代の男性です。一家の大黒柱を担う人が多い世代なので、転職先として日本語教師を選ぶ方は少なかったです。

最後に余談ですが、私が通っていた時に出会ったマダムで、70代の介護施設長の方もいました。ご自身の介護施設で介護士の技能実習生を受け入れることとなり、職員が忙しいからと施設長自ら学びに来ていました。長くフランスで仕事をされていて、数年前にお父様から譲り受けた介護施設を経営している方でしたが、フランスを感じさせる素敵なファッションに身を包み、パソコンを自在に操りながらスクールに通う姿に、皆が虜になっていました。

いくつになっても学び続ける姿は、まさにカッコいい女性そのものでしたね。

このように様々な年齢・職業の方がスクールに通っていたので、刺激も多く、楽しい毎日でした。

 

学歴

特に学歴は問題なく、高卒・短大卒・大卒に門戸は開かれています。
ですが、正直にいうと、職場によって求められる学歴は変わってきます。基本的には日本語教師歴で採用されますが、大手の日本語学校への転職でしたら過去の職歴や学歴で見られることも多いです。

ですので、どうしても大手の日本語学校に就職したい場合は、日本語教育能力試験に合格するか、放送大学等の通信で勉強して大卒になる方法があります

 

資格

求められる資格は、基本的に以下の3つです。

Check!
  • 四年制大学や大学院で日本語教育を専攻する
  • 日本語教師養成講座420時間コースを修了する
  • 日本語教育能力試験に合格する
 この3つのうち、いずれかを満たしていれば日本語教師として働けます。
しかし職場によっては大卒であることを求められることがあります。
 
2つ目の【日本語教師養成講座420時間コースを修了する】ですが、文化庁に届出をし、受理された講座のみが対象です。スクールを探すときは注意してください。あまりに安い講座は受理されていない場合もあります。
 
3つ目の【日本語教育能力試験に合格するというのが、人によって難しい資格です。日本語教師養成講座420時間コースは終了したけれど、日本語教育能力試験に合格していない方は大勢います。けれど、個人的にはこの試験に合格せずとも、試験勉強を継続することで、より深い知識を身に着けることができると思っています。
日本語教師としては合格したいですが、働きながらでも試験勉強はできるので長い目で見て試験に臨むのも良いと思います。日本語教師として、学び続ける姿が何より大切です。
 
 

【給料】高い?低い?

常勤講師(フルタイム)

平均年収は380万程度です。
だいたいの手取り月収20万円台といったところでしょうか。
学校の経営状態によっても変わってきますが、仕事量を考えると低い印象があります。ですが、夏休み等の長期休暇に入るとお給料が0円になる非常勤よりは安定しているので、常勤講師を目指す方は多いです。

 

非常勤講師(パート)

1コマ(45分)=1500~2200円です。
私が働いていた日本語学校では2200円でした。講師の集まりに参加した際は1コマ時給の半額ほど支払われていましたし、交通費はもちろん支給されました。
新人の受業数は少ないですが、それでも単価自体は他のパートに比べると高いです。ただ、授業準備で数日費やす場合もあり、慣れるまでは割に合わない仕事です。

ちなみに私が働いていた協同組合での時給は1800円でした。大卒で日本語教育能力試験に合格していたので、本来であればもう少し時給をあげてもらうように交渉もできたようですが、新人だったことや自由に働かせていただけること、また自分の能力を考えるともったいないほど十分な時給だったので、ありがたく了承しました。
ちなみに協同組合での給料額は経営状態や交渉によります。

 

 

【適性・資質】どんな人が向いてるの?

かなり個人的な意見ですが、3つほど挙げられます。

一つ目は勉強することを続けられる人です
学生に対して勉強することを求める立場なのに、自分は勉強しない人は意外と多いです。「自分は大卒だから日本語教育能力試験に合格しなくてもいいいや~」とか、「あんな試験の勉強をしても役に立たない」とか。
実際、教え始めると日本語教育能力試験の勉強はとても役に立ちます。絶対勉強した方が良いと断言します。なんなら合格しても、たまに教科書を開いたり勉強し続けるのがベストだと思います。
そして、学生の質問は文法から文化まで多岐にわたるので、常に勉強し続ける人でないと、そのうち辛く感じてきます。

二つ目は、教師になりきれる人です。まず第一に授業内ではとても大切です。どれだけ説明が上手でも大きな声ではっきりと、外国人が聞き取りやすく話さなければ伝わりませんし、眠くなってしまいます。また、ふだんの生活の中でそんな性格ではない人も、一度教壇に立ったらスイッチをONにして授業に臨みます。いわば教師になりきるのです。それができないと、授業コントロールも難しくなるでしょう。

最後は、学生と向き合える人です。よくありがちなのが、自己満足な授業をして終わる人です。自分の授業に何の自信があるのか、「全員理解できていました。」と言う人は多いです。本当に全員が理解できている授業なんて、そうそうありません。ましてや新人教師なのに、そんなことはあり得ないと思っています。また国ごとにラベル分けして、学生の性格を決め付けたり、学生自身の中身を見ない方もいます。そういった人は、学生の能力を見誤ったりするので正しいカリキュラムを立てられなくなることがあります。

そして何よりも、常に謙虚で探求心があり、人のアドバイスを素直に受け入れられる人は、この仕事を続けやすいと思います。

 

 

余談:国家資格になる?

まずはじめに、現在の日本語教師は国家資格ではありません
ですが数年前から国が【公認日本語教師】という国家資格創設の議論を進めています。

この国家資格で求められる要件は、

  1. 日本語教育の能力を判定する試験の合格
  2. 教育実習の履修
  3. 学士以上の学位

以上3点です。

要件1は現在の日本語教育能力試験同等のものだと思われます。
要件2は420時間の養成講座内に含まれているので、スクールに通えば問題ないでしょう。
要件3は、通信制大学で取得した学位でも大丈夫なようです。

 

しかし、現在施行時期ははっきりとしておらず、本当に国家資格になるのかはまだわかりません。
今のうちに資格を取得し、日本語教育能力試験にも合格できれば、いつか国家資格に移行する際に有利かと思います。

 

 

まとめ

日本語教師の活躍の場は、だんだんと広がってきています。
国内だけでも色々な職場がありますし、スキルもやればやるほど身につきます。
色々な国の人と接するのは本当に面白いですし、自分の視野も広がります。

これを機に少しでも、興味を持っていただけると嬉しいです。

 

日本語教師の仕事をざっくりまとめるつもりが、気がつけばこんな長い内容になってしまいました。

「日本語教師ってどんな仕事??」という質問に対して、本音で書きたかったので仕方なかったかなと反省しています。笑

 

 

質問がある方はお気軽にコメントください!

お待ちしております。

 

 

 

 

 

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